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大輪菊作りに2009年から挑戦しています。 何鉢かの大輪菊作りの記録です。仕事の合間の菊作りですから鉢数しかできません…。仕事片手間に誰にでも容易にできる菊作りの記録です。(60才ほどです)
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12月19日

土着菌の培養を開始します。



  黒砂糖 100g
  片栗粉   50g
  水    1000g(1ℓ)

溶かして、少々たぎらせる。トロトロになるまで加熱。
 
土着菌の菌糸のかたまりがたくさん含まれる土をふる(篩)っていました。
そのふるったものと、糠(ぬか)2kgと、この黒砂糖と片栗のトロトロ溶液を冷やしたものを混ぜます。


 


  糠(ぬか) 2kg

地域のゴミ出し用のビニール袋が大きさとしてはちょうどよいので、これを使います。


 


これをすべて混ぜると、手のひらで握ると固まるくらいの固さ(↓)に混ぜます。


 
 
▼↓▼↓▼↓▼(後日記)
 
12月22日(仕込み後3日)
外気温と同じ9℃ほどでした。
温度が上がらないので、熱めのお風呂くらいの温度のお湯をペットボトルに入れて湯たんぽにして、加熱してあげました。
 
▼↓▼↓▼↓▼(後日記)
 
12月24日(仕込み後4日)
夜9時頃、湯たんぽを変えると25℃に上がっていました。
発酵が始まりました。少し日本酒のような匂いがします。

▼↓▼↓▼↓▼(後日記)

 1月 4日(仕込み後15日)
 温度が30℃ほどに上がることもありますが、それ以上に上がりません。



ということは、発酵も進んでいないということです。
糠の量が2kgほどでは、なかなか発酵が進みにくいため、ペットボトル湯たんぽを使い加熱してあげると、発酵が進みます。



熱めのお風呂ほどの温度(45℃程度)のお湯を入れたペットボトルを、今回は3本準備して、発酵材(林の中で採集した土着菌の菌糸が多い土)と糠などを混ぜたビニール袋の下に敷いて、湯たんぽにします。



 ▼↓▼↓▼↓▼(後日記)

 1月 5日(仕込み後16日)
 午後2時で、湯たんぽの温度は外気と同じ10℃ほどに下がっているはずなのですが、糠の発酵が促され糠の温度は50℃近くまで上がっています。(下写真参照) 
 
ペットボトル湯たんぽは触るとややぬるいと感じる程度なので20℃ほどに下がっているようです。できあがるまで、湯たんぽは2日に1度ほどの割合しかできませんでした。

しかし、何とか発酵してくれたようです。湯たんぽを毎日入れることができたならば、発酵期間がもう少し短く(早く)なるでしょう。

発行中の糠からは湯気が出ます。(外気は10℃前後なので)

  
 
1月 8日(仕込み後19日)
ペットボトル湯たんぽは、仕事で忙しい日などは終日入れないこともあります。
そういう日は外気温度と同じくらいになっています。
ペットボトル湯たんぽを入れると、湯たんぽが冷えた後4~5時間ほどは、40℃近くを保っています。
糠は発酵が進み、糠のかたまりに土着菌の菌糸が見えるようになってきました。
また、発酵熱のため、糠がだんだん乾燥してきました。

 

かたまりを割ってみると、かたまりの中まで、けっこう菌糸は繁殖しているようです。
 
   
 
▼↓▼↓▼↓▼(後日記)

1月 12日(仕込み後23日)
発酵糠が、何とかできあがったようです。
けっきょく3週間ほどかかっていますが、毎日湯たんぽを入れると、もう少しはやかったことでしょう。

    

乾燥して、水分がけっこう少なくなっています。

  



 これで、土着菌米糠は一応完成です。
ほんとは、指先ほどのかたまりはできない方がよいと思います。
最初の仕込みの時に、水分がやや多めだったので、今回はこのようなかたまりが多くなったようです。
次は、この土着菌米糠を使って落ち葉で腐葉土を作ります。












 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
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土着菌の菌糸のかたまりの付着した土をふるい(篩)にかけました。
 12月7日に山(林)から採集してきたもの。↓


ふるいにかけて、ぬかに混ぜ合わせやすくします。




これを糠に混ぜて発酵させ土着菌を培養します。
 
 
培養作業に入るのは、時間のできた時で、近日中の予定です。


土着菌発酵糠を作るための方法はいく通りかあります。
しかし、この方法がいちばん手間がかからず確実です。
以前に土着菌を培養しましたが、とても手間暇がかかりますので、今は簡単な方法で培養します。
過去に3種類ほど土着菌培養をしてみました。土着菌培養2010年
  
  
  
  
  
  
  

さつま町に行く用事がありましたので、途中の山奥の道端で落ち葉をひろい集めてきました。




また、土着菌米糠を培養するため、居住している町の山ぎわの公園の林の中で、土着菌の白い菌糸のかたまりを採集してきました。
その土着菌の白い菌糸のかたまりも携帯電話で写メを撮りましたが、夕方の木陰で光量不足で少々見づらい写真となりました。

 


土着菌の白い菌糸のかたまりを採集した公園からの風景をアップします。桜島が見える眺望の良い公園です。

 

この林の土着菌を米糠で培養する予定です。





今年の大輪三本仕立てはこの程度でした。


培養土の発酵が不十分で、消毒が不十分で、出張で2~3日水やりがおろそかになることもありですから、この程度でしょう。



手入れが不十分なのに、何とか精一杯咲いてくれました。








手のひらと比べるとわかりやっすいが、花が小さい。




成長の悪い苗の原因は、コガネムシの幼虫が、9月に2匹、10月末に「オルトラン」を撒くとまた1匹出てきました。
さらにその後、この苗は枯れてしまいました。
きっと、根を食い荒らされていたのでしょう。
もう少し早めに、7月頃から少しずつ「オルトラン」を使った方が良かったかもしれません。

▼↓▼↓▼↓▼(後日記)

なんと、コガネムシの幼虫が11匹出てきました。
11月15日に枯れてしまった鉢をひっくり返してみましたところ、この鉢の底の方から11匹のコガネムシの幼虫が出てきました。1鉢にけっきょく、合計で13匹いたわけです。
やはり、菊の栽培には農薬の使用が必須なのでしょうか?!
今年は農薬をまったく使いませんでした。




来年から何か対策を取らねばと、考えています。











現在この程度まで咲きました。

ここまで無消毒ですから、葉をはじめ、蕾にも少し、ハダニなどが付着気味です。
蕾は、現在この程度の成長です。



シェードなどをしていません。自然のまま育てています。
今年は、成長を抑える薬も使いませんでしたので、福助仕立ての苗もありません。
近所には、庭のある家ばかりなので、草もあるていど生えている。



毎年のことだが、バッタが来て葉を食われる。
かわいそうだが、こういう場合は害虫あつかいを免れえない。
この時季から、それぞれの苗の摘蕾をはじめました。


中心の蕾だけ残して、米粒ほどの脇の蕾を取り除きます。


中心の蕾を折らないように、少し神経を使います。



増し土用のセパレート(プラスチックの容器を利用)を外して、増し土をしました。




セパレートを外すと、根がよく張っているのもありますが、そうでないのもあります。
リンカリ肥料をそれぞれの穴の下の方に、10ccずつ土に混ぜて施しました。

今年度の腐葉土は、発酵が十分ではありませんでしたので、やはり苗に元気がないように思えます。

腐葉土を発酵させるための発酵材は、「えひめA1」で発酵させた発酵糠でした。田舎の野菜販売店で販売していた物を購入しました。
また、発酵過程で50℃以上に温度があがることが少なかった時点で、もっと発酵させることに力を入れるべきであったかもしれません。
プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
趣味:
玄関前園芸。
自己紹介:
学生時代に『菊と刀』という本を知ってから30年。やっと菊作りの文化を体験することができました。しかし、猫の額のような庭には数鉢しか置けません。数鉢だけの菊作りですが大きな楽しみがあります。また、菊作りに関しましてはほとんどの知識を菊作り・園芸関連のHP等を参考にしています。HP等を開設してある方々のご厚意にあつく御礼申し上げます。
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