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大輪菊作りに2009年から挑戦しています。 何鉢かの大輪菊作りの記録です。仕事の合間の菊作りですから鉢数しかできません…。仕事片手間に誰にでも容易にできる菊作りの記録です。(60才ほどです)
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柳芽防止のためと、3枝の高さの調整のため、胴切りをしました。

 
  胴切り前
   ↓ ↓ ↓
  胴切り後
 


すでに柳芽とも言えるような芽がでてきている苗もありました。

(切り取った芽)


胴切りは、7月中旬に行うのでしょうが、今年は3鉢のみ苗の成長が早めです。
例年挿し木で失敗するので、新芽の出ていた鉢から株分けして、苗を育てました。それも深い部分から新芽が出て、新芽に根が比較的たくさん付いているものを苗にしました。いわば株分けです。

そのため、挿し木をする時季にはすでに根が付いた苗に成長していました。3本だけそのような苗を育てました。そのため半月ほど成長が早いようです。


あと2鉢、胴切りをしました。
 
 
ほか3鉢ほど育てていますが、まだ三枝の新芽を出すためのピンチが終わって、やっと3本の芽が出てきたかな、という状態です。





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大きな8号の鉢へ、植え替えを開始しました。
基本的には8号ですが、少し小さめのものもあります。

 

底に入れるのは基本的に赤玉中粒。また、水はけが良いように日向土を少し加えました。



育ちの遅い苗は5号鉢へやっと植え替えた物もあります。





摘芯を始めました。


  ↓  ↓  ↓
 

一番成長の良い苗から始めました。

 




●次の苗は、5月17日に摘芯をしました。

※鉢の下の受け皿に水を張って蟻の侵入を防いでいます。蟻は、アブラムシを運んできて培養しますので、その対策です。これでアブラムシの発生は幾分か少なくなります。アブラムシ駆除対策として、育てる鉢数が少ないので数日ごとに霧吹きでアブラムシを吹き飛ばしています。溜め水にボウフラが湧かないように、心がけて水を替えます。

  
 



摘芯は、三本の枝別れの芽を出すためです。







忙しいのを言い訳にして、普通のプランターの土で差し芽をしました。


(左側の3本立っているのが差し芽の鉢、ほかは少し根付き)

 
(右側の黄緑の鉢が差し芽の鉢、ほかは少し根付き)

例年、特別に差し芽用の土を調合したり、買ってきたりしますが、差し芽がほとんど失敗します。

最近までプランターでいろんな花が咲いていた土で差し芽をしてみます。
多忙な毎日であるため、苗はホームセンターで購入しました。

 

一番左端の苗だけは、去年の苗鉢から株分けしたものです。
深いところから芽が出て根がたくさん付いていたもので。
差し芽用の苗に乾燥肥料を施しました。



肥料は国華園の「乾燥肥料」です。


(左端が国華園の「乾燥肥料」)





















3月15日に仕込んだ、落ち葉腐葉土約40ℓほどです。
量が少ないので温度は40℃や50℃ほどには上がりきらないようです。


 


しかし、発酵は進んでいるようです。下の写真は少し切り返してみた後の、中の方の落ち葉のようすです。




 差し芽は、4月に入って行うよていですが、あと10日ほどで4月となります。

 

どんなもんでしょうか。

今年もホームセンターで苗を買うこととなるかも知れません。

これまでの腐葉土の、材料の仕込みの割合は次のようなことでした。

●2013年
枯れ葉     30ℓ
発酵糠  150g
糠(ぬか)  500g
油かす  100g
発酵鶏糞 150g

●2012年
枯れ葉  30ℓ
発酵糠  150g
糠(ぬか)  500g
油 かす  100g

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

準備した材料です。↑

 
3日間水に漬けていた枯葉(落ち葉、今回はクヌギの葉が多い)です。


今回の割合は、

●2016年
枯れ葉  30ℓ
発酵糠  150g
糠(ぬか)  500g
油 かす   100g
牛糞堆肥 150g

※さらにこの段階で、次のものを加えました。

鶏骨粉   50g
エビ殻粉  50g
乾燥海藻 100g

乾燥海藻はホンダワラです。3~4cmの長さに切って枯葉の中に混ぜました。
これで、海のミネラルたっぷりです。


これで数日待って、発酵が進んだところで切り返しをする予定です。








米ぬかで土着菌培養をします。

▼2月23日

(↑)米ぬか2kgと、片栗(かたくり)液1.5ℓを準備しておきます。

※片栗液
  黒 糖 100g
  片栗粉   50g
  水   1300cc
(片栗液は、混ぜながら過熱して、トロトロ状態にして、冷ましておく)
 
   
(↑)土着菌の菌糸のかたまりをほぐして、
6ミリほどの篩(ふるい)でふるいます。
ふるい終えた物。(↓)
 
 

 土着菌の菌糸をふるった物を米ぬかに混ぜます。
   
   ↓

 米ぬかと片栗液を混ぜた物に片栗液を混ぜます。
   ↓
 
 
これを混ぜて、手のひらでにぎると固まるくらいの程度にします。
でき上がりが少し軟らかかったため、米ぬかを増量し、最終的には2.5kgほど使いました。
(ビニールの大きなゴミ袋の中で混ぜてこのまま、口を開けて空気がいるようにしておく)
   ↓



   ↓
温度は外気温とほぼ同じ13℃です。


翌日頃から温度が上がりだします。
米ぬかが、2~3kgと少ない場合、温度が上がりにくいことがあります。
その場合は、熱めのお風呂程度(45~50℃)のペットボトル湯たんぽを抱かせます。
 ↓
▼2月24日

発酵が始まると甘い匂いがしてきますが、まだしません。
発酵が始まりません。
そのため、50~60℃のペットボトル湯たんぽを入れました。
  ↓
▼2月26日
温度が逃げにくいように、発泡スチロールの箱を使います。また、発酵中は微生物が呼吸をしますので、袋の口はいつも大きく開けています。

  


外気温は10℃以下なのに、糠(ぬか)の温度は20℃以上になりました。
発酵が始まり、日本酒のような香りがします。
  ↓
 ▼2月28日
   
 ↓
 ▼2月29日

  ↓
 ▼3月3日
 

ペットボトル湯たんぽで発酵をうながしています。
ペットボトル湯たんぽは、ほぼ毎日のように取り替えていますが、温度があまり上がらず、発酵が進みにくいような気がしますので、土着菌の菌糸の着いた枯葉や枝を篩った残りも、剪定ハサミで比較的細かく切って発酵中の糠(ぬか)に混ぜ込みました。種となる土着菌が増えた方が発酵が盛んになるでしょうから。
  
  ↓
 ▼3月5日

3月3日頃より発酵臭が激しく、家族から顰蹙(ひんしゅく)を買っています。木造の比較的古い構造の家屋ですから、風向きなどにより匂いが家屋の中に入り込みやすいようです。
3月4日・5日は両日とも、50℃を超えています。
  ↓
▼3月6日
  40℃台の温度。
  ↓
▼3月7日
  40℃台の温度。
  ↓
▼3月8日
  30℃台の温度。
  ↓
 ▼3月11日
10℃台となっていたため湯たんぽを入れる。
 乾燥もだいぶ進み、臭気も少なくなってきたので、微生物の活発な活動が落ち着いてきたのであろうと推測しています。
発酵中の糠(ぬか)温度が10℃台になっていたので、3月5日以来久々にペットボトル湯たんぽを入れて、発酵をうながしてみることにしました。

発酵も終盤ですので、腐葉土作りのため枯葉を2日ほど水に漬けこみみ、腐葉土の仕込みを始めます。腐葉土作りも急がないとないと、腐葉土が苗の鉢上げの時季に間に合いませんので。
  ↓
 ▼3月12日
ペットボトル湯たんぽを入れた翌朝、30℃台になっていました。3月5日頃はペットボトル湯たんぽを入れても、2~3日は40~50℃を保つことができていましたが、そこまでの盛んな発酵はしていません。
糠の塊(かたまり)に灰色の菌糸が見えるようになってきました。(下2枚の写真)
発酵菌が増殖してくるとこのようになります。




発酵が最終盤になってきたようです。
  ↓ 
 ▼3月15日
土着菌発酵米糠(どちゃくきんはっこうこめぬか)のでき上がりです。

温度は外気温と同じです。
発酵が収まりましたのでできあがりとみなします。
けっきょく3週間かかりました。

この土着菌発酵米糠を使って腐葉土を仕込みます。
 
 
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    

     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
プロフィール
HN:
はやと
性別:
男性
趣味:
玄関前園芸。
自己紹介:
学生時代に『菊と刀』という本を知ってから30年。やっと菊作りの文化を体験することができました。しかし、猫の額のような庭には数鉢しか置けません。数鉢だけの菊作りですが大きな楽しみがあります。また、菊作りに関しましてはほとんどの知識を菊作り・園芸関連のHP等を参考にしています。HP等を開設してある方々のご厚意にあつく御礼申し上げます。
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